太極拳向陽花は、地域の方々の交流、親睦また健康増進を目的として、1982年に発足しました。それから早くも40年余り… 時間の経過は会員の高齢化をもたらしますが、そのたびに全員の力を出しあって、口コミや会報でのPR等により新加入の方の新たなエネルギーを加え、ゆるやかな世代交代を繰り返しながら、現在に至っています。
今は亡き上野前会長のご尽力で完成したクラブハウスの会議室で、毎週日曜日10時から12時まで、軽いストレッチや基本動作練習、気功体操、簡化24式・48式太極拳を、50代〜80代の方々が体力や目的(健康維持、技術向上など)に応じて練習しています。壁一面の大きな鏡が設置された明るい室内に、拍脚(パイジャオ:蹴り上げた足の甲を掌で打つ)の元気な音が響きます。
日本太極拳クラブ協議会に加盟しており、コロナ禍以前は、他のクラブとの交流表演会、合宿、講習会などに参加して、太極拳をより深めていました。しかしながら、これらの活動はコロナによる自粛ですべて中止となりました。コロナが収束に向かっている最近になって、復活の兆しが少し見えてきたところです。
中国を旅行すると各地の公園で、社交ダンスと並んで太極拳を楽しむ人々のグループを見かけることがあります。向陽花でもコロナ禍以前には塚山公園や旧前田邸の駒場公園で、お花見を兼ねて野外練習会を開いたこともありました。機運が盛り上がれば、また開催できる日も来るでしょう。
太極拳はすぐれた健康法であると同時に、約300年の歴史を持つ中国武術でもあり、大変奥が深くて、やってもやっても先へ先へと興味がわいてきます。”分け入っても分け入っても青い山” の心境です。その上、太極拳の特徴であるゆったりとした動きは、腰の高さによって運動強度を調節可能で、体力や年齢に応じて(体力のない人は高い姿勢で)無理なく動くことができ、生涯にわたって続けられます。
多くの方がこのすぐれた健康法である太極拳を味わい、長く楽しんでいくための “場” として、充実した「太極拳向陽花」でありたいと思います。
日曜 10:00~12:00
KSCCクラブハウス
興味のある方はお気軽にどうぞ。
いつでも見学と無料体験ができます。
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