畑より愛をこめて、給食室へ
KSCCサークル「向陽みどりのボランティア」は、向陽中ボランティア部の生徒さんたちと一緒に活動しています。ボランティア部の今年度の部員は26人。「みどりのボランティア」メンバー10人とともに、テニスコート横の畑で、畝作りから植え付け、水やり、草刈りなど、汗をかきながら季節の野菜やお花を育てています。
この秋、その畑でひときわ目を引いていたのが、白いナス。紫色の千両ナスよりかなり大きく、乳白色でツヤツヤ、お尻がぷっくりとしている形も特徴的です。


「みどりのボランティア」とともにボランティア部の指導にあたっておられる主事室の粕谷一利さんにお話を伺うと、なんと、昨年の秋に白ナスの実をご自分で買ってきて、種を取るところから栽培を始められたそうです。
「“とろ~り旨なす”という品種です。実が柔らかいので煮物には向かないけど、厚めに輪切りにしてステーキにすると美味しいです。種は冷蔵庫に入れておき、2月に種蒔き、5月に苗を植え付け、主枝が2本になるよう育てました。水と肥料が切れるとダメなので、毎朝水をやり、様子を見て追肥します。」
収穫が終わった枝を「切り戻す」ことで新しい枝を出させ、1本の木から50~100個ものナスを採ることができますよ、と粕谷さん。

ナスの隣のエリアでは、サツマイモの紅はるかを育てていました。6月に植え付けし、10月に生徒さんたちと一緒に収穫。10キロほども採れたとのこと。形や大きさがさまざまであることに、生徒さんたちは驚き、感激してくれていたそうです。
丹精込めて育てて収穫したお野菜の一部は、給食の材料に使ってもらうことも。9月11日には白ナスと千両ナスを使ったトマトソースのスパゲティー。10月29日にはサツマイモたちが大学芋に変身! 自分たちで育てた野菜を使ったメニュー、さぞ美味しかったでしょうね。
<向陽中 給食献立>
① 9月11日(木) 茄子とトマトソースのスパゲティー
② 10月29日(水) みそラーメン・大学いも
(ご許可を頂いて向陽中ホームページより転載)
