サークル訪問日記 (1)(2)
KSCCには現在30以上のサークルが所属しています。
活動場所は、体育館、校庭、テニスコートなどの向陽中の施設だけではなく、KSCCの新旧クラブハウス、永福小、高三小、区立高井戸温水プール…と様々です。歴史の長いサークル、比較的新しいサークル、子どものサークル、大人のサークル、大人も子どもも一緒に活動しているサークル…活動の形態や内容も様々です。
そんな多様なKSCCのサークルを、今年度、事務局長に就任した工藤さんが1つひとつ訪問しています。「クラブハウス便り」第1号のインタビューでは、「こんなに多くのサークルがあるとは!」と驚きを隠せなかった工藤さんですが、各サークルの見学を通して、また代表や会員の皆さまとお話をして、気付いたこと、感じたことを、この「サークル訪問日記」でご報告します。
見学に快く対応してくださったサークルの皆さま、ありがとうございます。
第1回 バドミントン
訪問日:2024年7月12日(金)
午後7時、雨模様の中、向陽中体育館を訪問しました。
競技の性質上、エアコンも使わず閉め切った体育館の中で、既に十数名の方がプレイ中。会員数は30数名で、コンスタントに15名ほどが集まり、バトミントンを楽しんでいるそうです。遠くの地区からお越しになる方もおられ、年齢は10代から70代の方まで老若男女、ご職業も多岐にわたると伺いました。
代表の山口さんは、歴史あるこのクラブを40年以上も率い、杉並区バドミントン連盟の会長も長く務めておられます。パリオリンピック混合ダブルス銅メダル「ワタガシ」ペアの渡辺勇大選手は杉並区出身ですが、福島県の中学校へ進学する前の渡辺少年ともご縁があった、とのこと。
そのような方とともに会員の皆さんが楽しめる貴重な場を、KSCCとして今後も長く維持・発展させていきたいものです。
活動日時:毎金曜日 19:00~21:00
場所: 向陽中体育館
★事前連絡の上、是非見学にお越しください。
第2回 バスケットボール
訪問日:2024年8月17日(土)
午後7時過ぎ。すっかり日が暮れた向陽中の正門から校舎の裏を通って、1人の青年が体育館前に現れました。バスケットボール・サークル代表の日比さんです。今日は何人くらい練習に来られるのかと聞いてみると「5人くらいでしょうか。みんな仕事持ってて、その帰りとかに集まるので。」
向陽中の卒業生である日比さん、社会人になってからは大好きなバスケットボールを練習できる場所も時間も取れず、母校の体育館で自分たちのペースで練習できるのは、とてもありがたいそうです。
「基本的にマイボール持参。たまに持ってないメンバーが来るときは、体育館のボールをお借りしていますけど」と、日比さんが愛用のボールでゆっくりドリブルを始めると、静かな夜の体育館の床に重いボールの音が響きました。
「人数が集まらなくてゲームができなくてもいいんです。ただひたすらシュート練習だけでも楽しくて。もう10年近く、こんな感じでやってます。」 この日は残念ながら3名参加でしたが、笑顔で言葉を交わしながら、リングに向かってシュート練習を繰り返しておられました。
「練習が終わってから仲間とご飯を食べに行くのも楽しみの一つです」と日比さん。何歳になっても、生活の環境が変わっても、気の置けない仲間たちと好きなことを安心して続けられる場をKSCCが提供できているとしたら、素晴らしいことだと思いました。
活動日時:土曜不定期 19:00~21:00(月2回は実施予定)
場所: 向陽中体育館
★見学/無料体験も可能です。